【最新版】光コラボで見る引越し先のインターネット回線の賢い選び方
引越し先でインターネット回線を利用したい場合2つの選択肢があります。
それは、
- 新しくインターネット回線契約をする
- 既存のインターネット回線の移転手続きをする
例えば大学生など初めての一人暮らしだと新規契約しか選択肢はないですが、会社員で転勤といった理由の場合はどちらかを選ぶ選択しが出てくると思います。
ほとんどの場合「解約するのが面倒」「継続利用した方が安くつくだろう」「他社に変えたくても2年契約の違約金がかかるし」といった理由から今まで使っていたネット回線を引き継ぐ形で移転手続きをする人がほとんどだと思います。
でも実は既存契約をしている人も解約をして新しいインターネット回線で契約した方が得なケースが多いんです。
というのも最近は光コラボレーションというスマホとネット回線のセットプランがありフレッツ光から初期費用無料で転用でき、しかも毎月約2,000円程度安くできる方法を知らないからなんです。
「既に光コラボレーション導入してるよ」という人も引っ越す場所によってはその光コラボよりももっとコスパの良いネット回線に変更できる可能性もあります。
という訳でこの記事ではこれから引っ越す予定の人に今一度インターネット回線の見直しと自分の住まいに合った一番お得なネット回線を紹介したいと思います。
目次
そもそも光コラボレーションとは?なんでフレッツ光より安くなるの?
光コラボレーションとは、NTT西日本とNTT東日本の光回線(フレッツ光)を別事業者が速度・品質をそのままに独自のキャンペーンをプラスして提供するサービスのことを言います。
普通に考えるとNTT以外に卸業者を挟むのでマージン分料金が高くなりそうに見えますが違います。
例えば光コラボレーション事業者のソフトバンク光はSoftBank携帯(スマホ)を持っていると携帯と光回線の「おうち割 光セット」という光コラボが適用され1,000円〜2,000円程度携帯代が割引されます。
このように実は光コラボレーション事業者のインターネット料金自体はほぼフレッツ光と一緒なのですが、携帯とのセットで契約することで安くなるという仕組みになります。
光コラボレーション事業者
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- OCN光
- So-net光
- U-NEXT光
- ビッグローブ光
しかも既にフレッツ光を使用している人が光コラボ事業者に転用するのは基本タダになります。
光コラボ事業者はNTT回線を使っているので解約することもなく工事費もかからず変更することができるんですね。
ただNTT西日本からNTT東日本へ、東日本から西日本へのエリア外への引越しはフレッツ光と同様一度解約+新規契約しないといけないので気を付けてください。
一度解約+新規契約しないといけない場合、どうしても解約に伴う違約金であったり新規契約の開通工事費がかかってきます。
違約金の相場:10,000円〜30,000円
開通工事費の相場:15,000円〜30,000円
このように他のエリアへ引っ越す場合どうしても費用がかさんでしまうのが難点ですよね。光コラボ以外の選択肢もあります。
そこでおすすめしたいもう一つの選択肢はフレッツ傘下の光コラボ事業者とは違う事業者に契約する方法です。
有名どころで言えばKDDIが独自に提供しているインターネット回線「auひかり」やソニーが提供しているNURO光(ニューロひかり)などです。
auひかりはauスマホとネット回線のセット割「auスマートバリュー」、NURO光はソフトバンクスマホとネット回線のセット割「おうち 割光セット」が適用されます。
この2つの事業者の良いところはキャッシュバックキャンペーンや違約金の還元など新規契約にかかる費用がかからないサービスが充実している点です。
以下ではそういったキャッシュバックキャンペーンやスマホとのセット割、対象エリアからあなたに最も合うお得なインターネット回線業者を紹介していきたいと思います。
※賃貸契約も光回線契約も基本的に2年契約なので、↓で出てくる金額はすべて2年間契約を前提としています。金額自体も変更がある可能性があります。詳しく知りたい人は公式サイトで直接調べてください。
ソフトバンクユーザーのインターネット回線選び
ソフトバンクのスマホを使っている人なら選択肢は「NURO光」「ソフトバンク光」「auひかり」の3つあります。
それら3つはアナタの条件(例:住んでいる場所や住む期間、値段重視なのかスピード重視なのか等)によってどれがいいのか変わってきます。
【ソフトバンクユーザー】関東なら断然NURO光
2年間実質月額料金※1 | 3,493円 |
---|---|
月額料金 |
戸建て=4,743円 |
回線速度 | 2Gbps |
開通工事費 | |
キャッシュバック | 30,000円 |
他社からの乗り換え | 25,000円 |
スマホ割適用キャリア | softbank(おうち割光セット) |
評判 | |
対応エリア | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城)で一戸建てか7階建てまでのマンション |
まず一番に勧めたいのはソニーネットワークコミュニケーションズが提供する世界最速の光ファイバーサービスNURO光です。
これは通常の光回線よりも安いだけでなく回線速度も世界一速いのが特徴です。(フレッツ光は1Gbpsで5〜6千円)
ただ、エリアが限られていて関東でかつ一戸建てか7階建てまでの集合住宅が条件となっています。
回線速度を求めるならソフトバンク以外のユーザーであってもこのNURO光にしておけば間違いないと思います。
月額料金4,743円からキャッシュバック代の3万円を入れると実質2年間は月額3,493円と破格な値段になります。
さらにソフトバンクユーザーだと「おうち割 光セット」が適用することができます。
softbank(おうち割光セット)の携帯代割引額
データ定額の容量 |
2年間の割引額 |
3年目以降の割引額 |
---|---|---|
3Gケータイ |
-500円 |
-500円 |
5・20GB |
-1522円 |
-1008円 |
30GB |
-2000円 |
-1008円 |
※NURO光でんわ(月500円の固定電話)の加入が必須となっているので注意してください。
例えば5GBや20GBのソフトバンクスマホを持っている場合、最初の2年間は3,493円-1,522円+500円(NURO光でんわ加入必須)で実質月2,471円で契約できる計算になります。
3年目以降でも、4,743円-1,008円+500円(NURO光でんわ加入必須)=4,235円でこの超高速回線を使うことができるので本当関東の人は羨ましい限りです。
【ソフトバンクユーザー】NURO光非対応エリアの人はソフトバンク光
2年間実質月額料金※1 | 戸建て=4,200円 集合住宅=2,800円 |
---|---|
月額料金 |
戸建て=5,200円 |
回線速度 | 1Gbps |
開通工事費 | 24,000円→無料 |
キャッシュバック | 24,000円※フレッツ光からの転用は対象外 |
他社からの乗り換え | 100,000円まで還元 |
スマホ割適用キャリア | SoftBank(おうち割 光セット) |
評判 | |
対応エリア | 全国対応(NTTと同エリア) |
関東以外に住んでいるソフトバンクユーザーはソフトバンク光がおすすめです。
ソフトバンク光はNTTの回線網を使用しているのでほぼ全国で対応しています。
基本料金はフレッツ光と変わりませんがソフトバンクユーザーは「おうち割 光セット」の分安くなります。
softbank(おうち割光セット)の携帯代割引額
データ定額の容量 |
2年間の割引額 |
3年目以降の割引額 |
---|---|---|
3Gケータイ |
-500円 |
-500円 |
5・20GB |
-1522円 |
-1008円 |
30GB |
-2000円 |
-1008円 |
※NURO光でんわ(月500円の固定電話)の加入が必須となっているので注意してください。
例:【一戸建て】5・20GBのソフトバンクスマホを使っている場合
最初の2年の月額料金:4,200円−1,522円+500円=3,178円
3年目以降:5,200円-1,008円+500円=4,692円
例:【マンション】・20GBのソフトバンクスマホを使っている場合
最初の2年の月額料金:2,800円−1,522円+500円=1,778円
3年目以降:3,800円-1,008円+500円=3,292円
特にマンションタイプの場合はNURO光よりも安くなっているので、速さよりも安さを重視したい人は関東であってもソフトバンク光でもいいと思います。
既にフレッツ光を使っている人が同エリア(西日本から西日本、東日本から東日本)で転用をしたい場合はキャンペーンが適用されないので気を付けてください。
ただ、「2年までしか使わない」ならキャッシュバックが55,000円と断トツ多いauひかりに契約するのが一番安くなります。
auひかり(↓で詳しく紹介します)の光コラボは勿論auスマホなんですがキャッシュバックを考慮すると短期的にはsoftbankユーザーであっても一番安くなるんです。
長期的に3年以上使う予定なら、上で書いたソフトバンクユーザーは断然光コラボが適用されるNURO光ないしソフトバンク光がおすすめです。
ソフトバンクユーザーのインターネット回線選びまとめ
- 関東はNURO光(特に一戸建ての人)
- それ以外はソフトバンク光
- 関東でもマンションに住んでいる人で安さ重視の人はソフトバンク光
- 2年間しか使わないならauひかり
auユーザーのインターネット回線選び
auスマホを使っているユーザーは基本「auひかり」一択かなと思います。
その理由を以下で解説したいと思います。
【auユーザー】基本はauひかり
2年間実質月額料金※1 | 戸建て=2,908円 集合住宅=1,508円 |
---|---|
月額料金 |
戸建て=5,200円 |
回線速度 | 1Gbps |
開通工事費 | 37,500円→無料 |
キャッシュバック | 55,000円 |
他社からの乗り換え | 30,000円還元 |
スマホ割適用キャリア | au(auスマートバリュー) |
評判 | |
対応エリア | 全国対応(※近畿圏と東海エリアの一戸建てが一部非対応) |
正直auユーザーはこれ以外選択肢がないといっても過言ではありません。
というかキャッシュバックの値段が断トツで一番多いのでそれ狙いで別キャリアユーザーであっても短期間であればauひかりを狙うのも全然アリです。
auひかりはNTTとは別回線なのでフレッツ光からの乗り換えであっても確実にキャッシュバックを受け取ることができますしね。解約に伴う違約金も負担してくれますし。
これがフレッツ光からソフトバンク光もしくはドコモ光へ乗り換えだと同じエリアの場合キャッシュバックがもらえないですからね。
はっきり言って2年間限定で言えばauユーザー以外でも断トツで1番安いです。
キャッシュバックを差し引いた実質の月額が戸建て2,908円(マンション1,508円)なので2年間で合計6,9792円(36,192円)しかかかりませんし。
ただauユーザー以外の人は長期利用の場合の割引がないので長く使う程損になってはいきますが。
だから逆に言えばauスマホを使っている人はもうauひかり一択だと思いますね。
auスマートバリューの携帯代割引額
データ定額の容量 |
割引額 |
2年目以降の割引額 |
---|---|---|
1・2GB |
-500円 |
-500円 |
5・20GB |
-1410円 |
-934円 |
30GB |
-2000円 |
-934円 |
【auユーザー】auひかり非対応エリアの関西はeo光、東海はコミュファ光
ソフトバンクとソフトバンク光やドコモとドコモ光の光コラボレーションをもってしても現在はauひかりの方が安いので他のキャリアの人でもau光をおすすめします。
ただau光が非対応である近畿エリアはeo光、東海エリアはコミュファ光(so-net光)がそれぞれおすすめです。
どちらもスマートバリューに対応しており普通の事業者よりも格安で契約することができます。
ちなみにeo光は関西電力子会社のケイ・オプティコムが提供する光回線でNTT、KDDIに次ぐシェアを誇っています。
対応エリアは大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県、福井県の一部になっています。
コミュファ光は東海エリア4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)限定の地方光回線で東海エリアNo.1のシェアを誇っています。
auユーザーのインターネット回線選びまとめ
- 基本的にauユーザーはauひかり一択
- auひかり非対応エリアの関西圏はeo光、東海圏はコミュファ光
- ソフトバンク・ドコモユーザーでも2〜3年の短期間しか使わないならauひかり
ドコモユーザーのインターネット回線選び
ドコモユーザーは「ドコモ光」か「au光」が現時点でおすすめです。
以下にその理由を解説していきます。
【ドコモユーザー】ドコモスマホのヘビーユーザーはドコモ光
2年間実質月額料金※1 | 戸建て=5,200円 集合住宅=4,000円 |
---|---|
月額料金 |
戸建て=5,200円 |
回線速度 | 1Gbps |
開通工事費 | 戸建て:18,000円 マンション:15,000円※フレッツ光の転用は0円 |
キャッシュバック | 0円 |
他社からの乗り換え | NTTからの乗り換え無料 |
スマホ割適用キャリア | ドコモ(セット割とずっとドコモ割) |
評判 | |
対応エリア | 全国対応 |
ドコモはキャッシュバックキャンペーンがないので一見すると他の光回線よりも高いと思いがちですが実は違います。
ドコモ光の良いところは「セット割」と「ずっとドコモ割」という割引サービスが2つありセット割引額が大きいところです。
ドコモの携帯代割引額
パック名 |
セット割 |
ずっとドコモ割※1 |
割引合計 |
---|---|---|---|
ウルトラシェアパック100 |
3000〜3200円 |
1,000〜2,500円 |
4,000〜5,700円 |
ウルトラシェアパック50 |
2,400〜2,500円 |
800〜1,800円 |
3,200〜4,300円 |
ウルトラシェアパック30 |
2,000円 |
600〜1,200円 |
2,600〜3,200円 |
シェアパック15 |
1,800円 |
600〜1,200円 |
2,400〜3,000円 |
シェアパック10 |
1,200円 |
400〜1,000円 |
1,600〜2,200円 |
シェアパック5 |
800円 |
100〜800円 |
900〜1,600円 |
ずっとドコモ割※1 4年・8年・10年・15年以上の4段階ありドコモ携帯の使用歴が長いほど割引額も上がるサービス
例えばドコモのウルトラシェアパック30プランの携帯を4年使っていた場合、2,000円(セット割)+600円(ずっとドコモ割)=毎月2,600円割引される計算になります。
ドコモ歴が長い人やウルトラシェアパックに契約している人、これから長期的に使うつもりの人はドコモ光が一番おすすめです。
ただキャッシュバックが無いので短期間ならドコモユーザーであってもauひかりの方がお得になる可能性が高いかもしれません。
ドコモユーザーのインターネット回線選びまとめ
- ドコモスマホを長期間使っているorこれから長期間使うつもりならドコモ光
- 2〜3年しか使わないつもりならauひかり
まとめ
基本的に基本料金はどの事業者も似たり寄ったりです。
ただ違うとすれば光コラボによるスマホとのセット割からくる値下げですかね。
後は月額の安さを追求するのか、速さを追求するのかの違いですかね。
ソフトバンクで関東ならNURO光、それ以外ならソフトバンク光
auユーザーなら基本auひかり、ただし関西ならeoひかり、東海ならコミュファ光
ドコモユーザーならドコモ光
とは言ってもこれはあくまで2年間で